つい一気読みした「絶望ノート」(歌野晶午)のなかに、
「なるほどなぁ」な部分があったので、抜粋。
著者/訳者:歌野 晶午 出版社:幻冬舎( 2009-05 ) 定価:¥ 1,680 Amazon価格:¥ 1,680 単行本 ( 382 ページ ) ISBN-10 : 4344016734 ISBN-13 : 9784344016736
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文字による情報は、音声として発せられた言葉より
はるかに厳かで、心がこもり、嘘偽りなどないような
印象を与える。だから人はこの時代になっても、
紙とペンという古めかしい形で遺書を記すのだろう。
ビデオカメラに向かって別れの言葉を遺すのは、
どこか薄っぺらい。
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たしかに、同じ要件でも電話と手紙では重みが違うし、
歌っている歌詞を聴くのと歌詞カードを読むのでは、
伝わってくるメッセージの強さが違ったりもする。
さらにいえば、その文字が活字なのか、手書きなのかでも
重みが変わってくるだろう。「肉筆」という言葉どおりに。
「言葉」や「文字」を介した表現を生業としている以上、
じっくりと考えてみたいテーマのひとつだと思った。


