Tag: アイデア

媒体を活かしたクリエイティブ

先日、このような広告を目にして(web上でですが)、

「媒体特性を活かした見事なクリエイティブだなぁ」と感心しました。

それとともに、

「媒体特性を意識していない広告が意外と多く、もったいないなぁ」とか、

「今は広告媒体として使われていないけど、広告媒体になりうるものって、まだまだあるなぁ」とか、

もろもろ頭をよぎりました。

前者だと、

電車一編成ラッピングから中吊りまで借り切っているタイプの広告で運送業のモーダルシフトを謳うとか、

後者だと、

スティーブ・ジョブズのプレゼンをメディアとしてグローバルキャンペーンを扱うとか、

皇居ランナーの体を借りて広告をするとか、パブリシティ効果も意識しつつ。

媒体ありきのクリエイティブではなく、媒体の利用方法含めてのクリエイティブが本当の広告アイデアで、

広げる余地はまだまだありそう。(下品にならないよう気を利かせたり、規制にも注意して)

これを書きながら、

初めて御堂筋線の階段ケコミに打たれた広告を見たときの記憶がよみがえりました。

「こんなところにまで広告を打つとは、さすがの商魂」と。

そういう貪欲さをできる限りスマートに商業行為に転換するウデを磨きたいものです。



「新・CMプランナー入門」

ラジオCMのプランニングのお仕事を頂いていながら、

自分なりの確たる作法がないので、ちょっと古めの本ですが、

ベーシックとして参考になるかと思い読んでみました。

新・CMプランナー入門

著者/訳者:中山 幸雄 戸田 洋介

出版社:電通( 1994-04 )

定価:¥ 1,937

単行本 ( 221 ページ )

ISBN-10 : 4885530660

ISBN-13 : 9784885530661



以下、個人的に残しておいた方がいいと思った内容を箇条書きに。

・オリエン直後にオリエンに沿った素直な案を作っておく。面白い案は後からでもできる。

・わかりきったことも一度は疑う。自分で体験したことだけが技術になる。

・いい広告は意表を突くことからはじまる。

・CMプランナーの一番大切な仕事はアイデアの発見。そのアイデアをいかにわかりやすく伝えるか。

・コンテのビジュアルの順序を組み替えるのも、ひとつの手。

・知識から生まれるアイデアよりも、生理から生まれるアイデアを。

・人間は人間にいちばん興味がある。他人はアイデアの宝庫。

・最初の一音、一小節でひきつける。

・ユーモアを加えるだけでアイデアは輝く。

・いいCMは最後のダメ押しが上手。

・「おもしろい」と思ったCMを集めて、「何で面白いのか」をみつける。

・言葉、音楽、タレント、シチュエーション、この4要素のうち、ひとつの要素を「ずらす」と面白くなる。

今後上記の点を意識しながら仕事にかかわっていきたいと思います。



一度にたくさんのことをキチンと伝える方法例

twitterでフォローしている人がRTしていたblogのエントリ、

「60人の成功者から学ぶネットで影響力を強める60の方法」を読んで、

「なるほどなぁ」と非常に参考になりました。

で、感心する一方、

「まず疑ってかかる性格の自分が、

どうしてここまでポジティブに受け容れられるのか」と、

内容以上にこの手法について、気になりました。

ここで語られている60の方法が、

仮にひとりの人から発せられているとしたら、

胡散臭さにあふれてしまい、

なかにとてもいいことが語られていたとしても、

フィルターがかかって、伝わってこないのではないか。

反対に、今回のように、

60人の人がひとつずつ発することにより、

何のフィルターもかからずに、すべてキチンと届く。

言い換えれば、

ひとつの広告(コピー)で60のメッセージを伝えようとするのは

ほぼ不可能で、

60のメッセージを伝えるならば、60の広告(コピー)が必要となる。

まさにここでも「ワンコピー、ワンメッセージ」の法則。

ただ、

頑なに「ワンコピー、ワンメッセージ」を守らなくてもよくて、

その60の広告はそれぞれ独立している必要はなく、

60の広告をひとつにまとめた総集編が1編あれば、

機能はある程度、果たせるのではないかと。

健康食品の「利用者の声」とか、

映画の試写観た人の感想CMみたいに、

ワンコピーでも、60フェイス、60メッセージであれば。

「ワンフェイス、ワンメッセージ」。



アタマに入れるもの、アタマから出るもの

ここ2週間くらい、アタマが常に空腹の雑食系男子だったので、

ブレーキを掛けず、いろんな情報をインプットしてました。

本読むにしても3日で5冊とか読んじゃって、ドラッカーのマネジメントに関する本やら、

糸山秋子やら、歌野晶午やら、子供向けの世界諸国の辞典やら、複式簿記の本やら、

いまさら流星の絆やら。

本以外でも、

今までちゃんと歌詞を気にしたことのなかった森山直太郎の歌詞を

ちゃんと聴いてみたり(いい歌詞書くなぁと)、

トーレヨハンソンが気になるのでカーディガンズ初体験してみたり(「音」そのものがオリジナリティ)、

梅割り→キンミヤ焼酎→京成立石 なんてのを掘り下げて調べてみたり、

子供の自転車の補助輪はずすためのテクニックDVD観たり、もちろんサッカーの試合TVで観たり。

ほかにもいっぱいあるんだろうけど、いいや。

で、どうなったかというと、

われながらファインプレイなコピーとか、販促アイデアとか、マーケティングプランとか、

どんどん沸いてくる。

いや、「沸いてくる」というよりは、アイデアの原石みたいなのがすぐに出て、

それが、ものすごい勢いで「磨かれると」いう感覚。

1秒で1200回転くらい。

よく、知的労働において「アウトプットの量はインプットの量に比例する」とか言われますが、

量だけじゃなくて、質についても何かあるなと、感じてます。

競走馬の血統のように、近いところにある良質な情報同士を(近親的な遺伝情報を)

掛け合わせることで高い効果が望める一方、

大きくかけ離れた良質の情報同士を掛け合わせて、想像を超える効果が生まれるなんてことも

アタマの中ではあるんじゃないかと、

アタマおかしくなりそうになりながら考えたので、アタマおかしくなる前に書き残しておきました。



第6回クリエーティブトップナウ展

始まったばかりの「クリエーティブトップナウ展」と
「学生広告賞展」を、汐留のアドミュージアム東京で見てきました。

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「クリエーティブトップナウ展」はTCCやADC、ACCなどの
国内主要広告賞のダイジェストみたいな展覧会。

グラッフィック広告は、
クリエイティブアイデアよりも、コピーよりも、
根源的というか、本質的な部分でのデザインに
牽引されたものが多かったように感じた。

TVCFについては、
クリエイティブ自体の評価は疑問で、
グリコのサザエさんにしても、
BOSSの宇宙人ジョーンズにしても、
(大きな予算あっての)キャンペーンの話題性が
評価基準なのかと思わざるを得なかった。

「学生広告賞展」は世界中の学生がつくった
クリエイティブを一堂に集めたもの。

おそらく商売ズレしていないので、
「アイデア一発」みたいなものが多く、
純粋に楽しめました。

ついでに、併設されている広告図書館で、
以前から読みたかった、

・岩崎俊一 著「幸福を見つめるコピー」東急エージェンシー

を読む。

幸福を見つめるコピー 幸福を見つめるコピー著者:岩崎俊一
販売元:東急エージェンシー
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どれもこれも、ヒューマニティあふれるコピーばかりで、
いうなれば、「一行のドラマ」といったところか。

さわやかな読後感。



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