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「新・CMプランナー入門」

ラジオCMのプランニングのお仕事を頂いていながら、

自分なりの確たる作法がないので、ちょっと古めの本ですが、

ベーシックとして参考になるかと思い読んでみました。

新・CMプランナー入門

著者/訳者:中山 幸雄 戸田 洋介

出版社:電通( 1994-04 )

定価:¥ 1,937

単行本 ( 221 ページ )

ISBN-10 : 4885530660

ISBN-13 : 9784885530661



以下、個人的に残しておいた方がいいと思った内容を箇条書きに。

・オリエン直後にオリエンに沿った素直な案を作っておく。面白い案は後からでもできる。

・わかりきったことも一度は疑う。自分で体験したことだけが技術になる。

・いい広告は意表を突くことからはじまる。

・CMプランナーの一番大切な仕事はアイデアの発見。そのアイデアをいかにわかりやすく伝えるか。

・コンテのビジュアルの順序を組み替えるのも、ひとつの手。

・知識から生まれるアイデアよりも、生理から生まれるアイデアを。

・人間は人間にいちばん興味がある。他人はアイデアの宝庫。

・最初の一音、一小節でひきつける。

・ユーモアを加えるだけでアイデアは輝く。

・いいCMは最後のダメ押しが上手。

・「おもしろい」と思ったCMを集めて、「何で面白いのか」をみつける。

・言葉、音楽、タレント、シチュエーション、この4要素のうち、ひとつの要素を「ずらす」と面白くなる。

今後上記の点を意識しながら仕事にかかわっていきたいと思います。



自民党のCMから何も伝わってこないのはなぜか

選挙を控えた今日この頃、

TVで自民党のCMをよく見かけます。

「よく見かけるなぁ」という印象は残るのですが、

何もメッセージとして伝わってこないのです。

これは、広告として、問題アリではないかと。

どうでしょうか。

CM内で総裁はこう語っています。

「今のあなたと同じように、私も日本の事を熱く思っています。

ものづくり、教育、長生き。

もともと、日本はいちばんの国。

今、この国の経済を立て直す。

くらしの安定を取り戻す。

言うだけでなく実現する。

日本がまた世界でいちばん幸せな国になるために、私たちは実行します。

日本の政党、自民党。」

文字で見ても、「う~ん」な感じ。

なぜか。

まずは、広告の原則

「ワンコピー、ワンメッセージ」が守られていないんじゃないかと。

「ひとつの広告(コピー)では、ひとつのメッセージしか伝えない」という

かなり、初歩的な原則。

逆にいえば、

「いろいろ伝えようとすると、かえって何も伝わらない」ということ。

今回、伝えようとしているメッセージは、

1.私は、あなたと同じように日本のことを熱く思っている。

(自分はそこまで熱く思っているだろうか)

2.ものづくり、教育、長生き、もともと日本はいちばんである。

(そうなんですか、で、もともとって、いつから?)

3.国の経済を立て直して安定化させます。

4.また、世界で一番幸せな国になるために、言うだけじゃなくて、やります。

(以前は、世界で一番幸せな国だったのでしょうか、何を持って?で、やるのは当然。)

と、大きく分けて4つ。

そして、独自の認識、価値観で決めてかかっている前提がいろいろ。

(  )の部分が、個人的な認識、価値観に引っかかったことです。

整理してみると、

・メッセージがひとつに聞こえないこと、

・視聴者の価値観、認識とズレがあるのに、それが正しい前提で

語っていること。

以上が「何も伝わってこない」要因だと思います。

この問題への対応策としては、

まず「何を伝えるか」を決めること。

つまり、今回のCM内容を、ワンメッセージに絞るなら、

「経済の立て直しを図り、安定化させます。」ということではないでしょうか。

で、「何を伝えるか」が決まれば、次は「どう伝えるか」。

そこがクリエイターのウデの見せどころですね。

今回は、総裁がただ語っているだけ。

もっと、料理できると思うのですが。



第6回クリエーティブトップナウ展

始まったばかりの「クリエーティブトップナウ展」と
「学生広告賞展」を、汐留のアドミュージアム東京で見てきました。

Admt100330

「クリエーティブトップナウ展」はTCCやADC、ACCなどの
国内主要広告賞のダイジェストみたいな展覧会。

グラッフィック広告は、
クリエイティブアイデアよりも、コピーよりも、
根源的というか、本質的な部分でのデザインに
牽引されたものが多かったように感じた。

TVCFについては、
クリエイティブ自体の評価は疑問で、
グリコのサザエさんにしても、
BOSSの宇宙人ジョーンズにしても、
(大きな予算あっての)キャンペーンの話題性が
評価基準なのかと思わざるを得なかった。

「学生広告賞展」は世界中の学生がつくった
クリエイティブを一堂に集めたもの。

おそらく商売ズレしていないので、
「アイデア一発」みたいなものが多く、
純粋に楽しめました。

ついでに、併設されている広告図書館で、
以前から読みたかった、

・岩崎俊一 著「幸福を見つめるコピー」東急エージェンシー

を読む。

幸福を見つめるコピー 幸福を見つめるコピー著者:岩崎俊一
販売元:東急エージェンシー
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どれもこれも、ヒューマニティあふれるコピーばかりで、
いうなれば、「一行のドラマ」といったところか。

さわやかな読後感。



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